FC2ブログ

中国密漁船

10212014blog-1.jpg

ニュースにも新しいが最近父島近海で中国の密漁船がうろついている。
40、50艇の大船団で赤珊瑚の密漁だとか。赤珊瑚は一株で何千万にもなる代物らしい。そんな高価なものなら実際に自分で潜って見てみたい所だが、島の近海ではもう既に大半がとられてしまっているのでしょう。その辺に生えているならばダイビング業者のブログ写真とかにもっと載っていて良いはずだし。
最初この密漁船のニュースを聞いた時は「海賊ってまだいるんだなぁー」程度の感想だった。差し迫った被害はないだろうと楽観視していたし、直ぐに帰るものだとも思っていた。それでもビッグニュースなので、仕事で取材して広報しようと提案した。世間が注目しているニュースに地元の観光団体が何も提示や発言をしないのは不自然だと思った上のことだが、荒波が立つからと反対された。海上保安庁が密漁船の対応に当たっているのだが、父島の海保は小さい巡視艇しかなくとても太刀打ちできない。 COAST GUARDの文字がデカデカと入った大きい船が直ぐにきたが、40〜50艇からなる船団を一隻でどうこうできるわけもない。それでも一艇拿捕してニュースになった(上の写真はその時の様子)。
 海保に今後の対策について電話でちょろっと聞いてみたが、メディア関係の対応はすべて横浜の方でやっているから答えられないという。こちらもメディアからの問い合わせにはほどほど嫌になっているので、それ相応の大義がなきゃそんな電話はかけたくない。社内でも反対されたし、もう何もできることもないかーと思っていた時、ひょんなことから自衛官の話を伺うことができた。「海自として何かできないのか」と聞いたら「とんでもない、それじゃ奴らの思うつぼだ」という。密漁だけが目的じゃなく政治的な背景があると言う。尖閣諸島問題しかり、もめ事を起こすために来ているのである。そして自衛官の話から「軍」が出ることが国と国との関係においてそこまで重みがあるものなのかと実感させられた。
 「島は社会の縮図だ」とは良く言ったものだ。ご近所同士のもめ事から、家系、経済、人格の違いにおける社会的地位や格差、行政、政治、軍。1人、2人、3人になって陰口が始まり、大組織になったら誰も責任を取ろうとしない。更には中国船が現れて国と国の問題まで考えさせられる。こんな小さな島でこんなにも身近に人間社会の構図が見えてきてしまって、正直うろたえている。10年位前に渋谷のPLUGというライブハウスだったか、あるミュージシャン(ベーシスト)がNYに旅立つというので見に言った時に彼から出た台詞「人間って個々は良いけど、集団になるとバカだよね」って言葉を沸々と思い出してしまった。バカで結構、人は一人じゃ生きられない。皆で何か出来たら...と夢見つつ、サーフィンでもしてしっかり「個」としても生きて行こうと思う次第です。

Posted by DJがっつ on   0 comments   0 trackback

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://djgatz.blog.fc2.com/tb.php/61-09ba826e